ここ東御市(とうみし)の名産の一つである葡萄。
そこら辺に葡萄畑があります。
生食フルーツの葡萄もあれば、ワイン用の葡萄もある。
おみやどなんでも座談会vol.02はまず生食葡萄の話が中心に会は進んだ。
おみやど座談会とは?
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気になったら聞いてみよう。どうせならそれについて興味がある皆んなに声かけて集まって。
晩飯時だからご飯持ち寄ってさ。さささ。
ってそのくらいの感覚で始めました。
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今回、勉強になったことがとても多かった。実際、農家さんから話を聞く事ができる場って少ないと思います。
消費者が葡萄について知ることで、葡萄について考えるだけで、一方的な生産→消費 消費→生産 が消えるの事がよく分かりました。
理解することがとても大事。この感覚は今後の座談会でテーマが変わろうと軸はこれでブレないと確信。
ここから先は、備忘録に近く、ノートに記述したことを書きなぐらさせていただきます。
第一部 袮津商店 矢口さんの話
元々は工業製品を作る会社に勤めていた。利点は「すぐできる、やり直せる」だった。品質管理が簡単にできるのが工業製品。
かたや自然相手の葡萄栽培になるとそうもいかない。がしかし!
『加工』という点においては品質管理の経験が活きてくる。色々な物で色々な加工。そこに様々な生産者の生産物が加わる。なるほどなるほど農業で地域を活性化。加工と言う点においてこれから面白い動きに期待。キーワードは『潰れたAコープ』
余談:米倉さんのワインを米の蔵で保管。なんというかネーミングライツ。That’s oh right!!
農薬の話
種無し葡萄になる工程を知る。
農薬の効果を知る。
名前を知る。アグレプト、ジベレリン、フルメット。
年間の作業工程を知る。剪定、摘芯、摘粒、摘房。
収穫2時間、箱詰め8時間。
第二部 熊谷農園さん加わる
ここから話は深くなる。持ち寄ったご飯をシェアしながら第二部スタート。矢口さんのソース、熊谷さんの贅沢ジャム、なにこれ?!美味すぎる!!加工商品ごちそうさまでした。おみやどから猟師が採ってきたキノコで味噌汁。どうやらリコボウというきのこだそうだ。
そうこうするに遅れて熊谷農園さん登場。
彼の話からは葡萄という植物の生態の観察。行き着くところ真髄は自然農法でやっている植物対話に近いものを感じた。
それにしても熊谷さんの葡萄ギークっぷりに一同興味津々。さらにそこにあの山田さんも加わり話はさらに深く潜り込む。
最後の方で「農薬を使わなくて良いなら使いたくない」という本音も聞けた。
ただし、圧倒的に耕作放棄地と離農のスピードが早いので、使っている農薬のことをしっかり勉強した上で安全量つかいこなし、簡単に手早く時間短縮を作業に求められるのだと。
何を使って、どのように作るかはそれぞれの農家さん次第。「農薬が悪いか良いかは誰にも分からないけど、誰に何を売りたいか考えて作ると良いか悪か見えてくる」の言葉は印象的だ。
話はさらにそこから根粒菌や土壌の話、はたまた粒度分布なる言葉まで飛び交う。濃いそれでいて明快な会話が飛び交いながら夜は更けていった。
最後に食べ終わったあとのぶどうの軸を見ながら、教えてもらったことを思い出す。よもやこの軸からも葡萄のことが色々みえてくる。
葡萄について、いやそれ以上のことを知ったおみやど座談会vol.02。次回第3回目乞うご期待。