新年明けましておめでとうございます。
本年も100年古民家民泊おみやどを宜しくお願いいたします。
さて、不思議なこともある。
【人間は考える葦である】
フランスの哲学者パスカルの有名な言葉がある。
暮れの12月頃にどこからか降って湧いたように出てきた言葉なのです。
なんとなく意味は知っているが実はあまり分かっていない程度でした。
2020年の抱負は何にしよう?と考えるにあたって、すぐフッと浮かんできたのも実は同じ言葉だった。
これは抱負ではないな〜と分かってはいるがどうも気になるので調べてみた。
ふむふむ。ほぉ!なんと!
パスカルさん、若くして享年39歳でお亡くなりになってる。。39歳。。。!?
奇しくも1981年生まれの私は今年で39歳を迎える。
なんともまぁ。まさか39歳といった繋がりが産んだ何かかは分かりませんが数奇的なことが多い人生に置いてこれも何かのヒントと思い。まずは著書パンセから【人間は考える葦である】の日本語訳を以下に掲載させていただきます。
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『人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である。彼をおしつぶすために、宇宙全体が武装するには及ばない。蒸気や一滴の水でも彼を殺すのに十分である。だが、たとえ宇宙が彼をおしつぶしても、人間は彼を殺すものより尊いだろう。なぜなら、彼は自分が死ねることと、宇宙の自分に対する優勢とを知っているからである。宇宙は何も知らない。
だから、われわれの尊厳のすべては、考えることのなかにある。われわれはそこから立ち上がらなければならないのであって、われわれが満たすことのできない空間や時間からではない。だから、よく考えることを努めよう。ここに道徳の原理がある。』
ーーーー『パンセ』、前田陽一、由木康訳、中公文庫、1973年ーーーー
いいな。パスカルさん。
多分これ抱負とは違うよね。でもいいじゃんね「考える葦」
考えよう。よく考えよう。でも考えすぎると手が止まって頭がパァーンとなるので
《考えない事をやめよう》に努めようか。パスカルさんメルシーありがとう。
さてさてさて話戻って今年の抱負の話。
28日から2日まで国内外のお客様の宿泊をいただき年末年始休まず営業させて頂きました。1年を振り返るのも、新年の抱負語るのもまずは目の前のお客様を1つ1つ大事にお迎えしてお見送りしてからの事かと思い今は宿業務に専念。
おかげさまで1/5から1/10まで正月休み取ってホッと一息。ここでゆっくり考えますか。
1/11の新年会で皆様またお会いしましょう。
今年もたくさんの方との出会い、たくさんの方のご宿泊を楽しみに心よりお待ちしております。
去年と同じく自転車操業おみやどではありますが漕いだ分だけ前に進むことは確かな事。
謹賀新年 2020年 1月1日のこと